群馬県明和町は二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現と災害時の住民生活の安定を目指し都市ガス事業の会社と協定を締結しました。
明和中学校で行われた協定調印式では明和町の冨塚町長と埼玉県に本社を置く都市ガス事業を展開するエネクルの堀川雅隆社長が協定書に署名しました。
明和町では今年3月に第3次明和町環境基本計画で二酸化炭素の排出量を2050年までに実質ゼロにするゼロカーボンシティを表明しています。今回の協定により二酸化炭素の排出量を実質ゼロにした「カーボンニュートラルLPガス」が明和中学校の体育館や町の社会体育館「山幸アリーナ明和」などで導入されエアコンの稼働に使われます。
また、地震などの災害時には埼玉県羽生市にあるエネクルの中核充填所を活用して明和町の避難場所へLPガスなどを供給するなど両者が協力して住民生活の安定を図ります。
この他、中学校の総合的な学習の時間でエネクルの社員が講師となり環境エネルギー教育を積極的に行うなど連携を図っていくとしています。