福島県石川町の町長が逮捕された官製談合事件で、逮捕された塩田容疑者は、入札の1か月近く前に予定価格を知ることができる立場にあったことがわかりました。
石川町の町長・塩田金次郎容疑者は、おととし行われた町発注の道路工事をめぐる入札で、土木会社の当時の役員と社員に予定価格を漏らし、落札させた疑いが持たれています。
町によりますと、通常、入札のおよそ1か月前に予定価格にあたる設計金額が決まるため、塩田容疑者は決裁する立場にあり、入札が行われる1か月近く前に予定価格を知ることができたということです。
警察は、3人の関係性や情報の提供をめぐり、塩田容疑者への見返りがあったかどうかを含めて捜査を進めています。