おわらもっともっと広めたい 富山・八尾中女子バスケ部、大会会場で県外チームにPR

おわら踊りを披露する女子バスケットボール部の生徒=富山市八尾中学校

 富山市八尾中学校の女子バスケットボール部の生徒が4日、バスケットボールの交流大会「フレンドシップキャンプ」が開かれた同市八尾町井田の同校で、おわら踊りを披露した。県外チームの選手や保護者が見守る中、ユニホームから赤い羽織と編みがさ姿に着替えて優美な踊りを見せ、地元の伝統行事をPRした。

 大会は富山市バスケットボール協会が主催。県内外から男子28チーム、女子24チームが出場し、3~5日に市内7会場で開く。

 八尾中学校の3年生は越中八尾観光協会(鈴木聡会長)から観光大使の委嘱を受けるなど八尾の魅力発信に取り組んでおり、県外から多くの選手が訪れる試合会場でもPRしようと企画した。

 4日は、同校で男女それぞれ5チームが試合を実施。このうち男子の2チーム、女子の3チームは石川や福井、岐阜など県外から参加した。

 この日の試合にも出場した女子バスケットボール部の2、3年生12人が、試合の合間におわら踊りの基礎となる「豊年踊り」を披露し、会場から拍手が送られた。各チームの代表者におわらの過去のポスターや菓子も手渡し、八尾への再訪を呼びかけた。

 おわらを受け継ぐ同市八尾町中心部の11町の一つ、東町の一員として毎年おわら風の盆に参加している金厚結月部長(3年)は「また八尾に来てもらえたらうれしい」と話した。

おわら踊りを披露する女子バスケットボール部の生徒

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