夏を迎えるにあたって、特に注意が必要です。暑くなったGW、県内ではモバイルバッテリーの火災が相次ぎました。
夏のような日差しが降り注いだ6日までのGW。期間中、県内では、「ある火災」が相次いで発生しました。
「モバイルバッテリー火災」です。最高気温28.5℃を観測し夏日となった、4日の佐久市ー。駐車場に停めてあった乗用車1台が燃えました。
警察によりますと、火元は車内に放置されたモバイルバッテリーとみられ、直射日光を浴びる状態だったということです。
こちらは、高温の車内にモバイルバッテリーを放置した実験映像です。徐々に本体が膨らんでいき… 白い煙が出てきた、と思いきや…!
爆発して、炎が上がりました。最高気温32.9℃の真夏日となった5日の長野市でも、車内に後付けされたモバイルバッテリーから出火したとみられる車両火災がありました。
■長野市消防局予防課・大平光雄 課長補佐
「車の中、そういった高温になる場所、直射日光が当たる場所は火災が発生する可能性は大きい」
モバイルバッテリーの他に、スプレー缶やライターなどの放置にも注意が必要だということです。
しかし…
「車内の安全点検を行っております。運転再開までは時間がかかる見込みです」
駅のホームなどに立ち込める白い煙…。電車の中には、燃えている物体が……。2月の東京・JR池袋駅の様子です。このように、高温ではない所でも「モバイルバッテリー火災」は起きます。
■長野市消防局予防課・大平光雄 課長補佐
「純製品で、しっかりしたアダプタで充電してただくとか、十分注意する」
消防は、モバイルバッテリーの発熱や変形など異変に気付いたら使用を中止しメーカーに問い合わせるなどしてほしいと呼び掛けています。