オンラインカジノで動画投稿 常習賭博罪で男に有罪判決 茨城・水戸地裁

水戸地裁=水戸市大町1丁目

日本国内からオンラインカジノに接続し金を繰り返し賭けたとして、常習賭博の罪に問われた住所不定、自営業、藤野正一被告(49)の判決公判が8日、茨城県の水戸地裁であり、有賀貞博裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

判決理由で有賀裁判官は、短期間に賭博を繰り返したことから「常習性は顕著」と指摘。賭博の様子を動画配信して報酬を得ようともしており、動機に「酌むべき事情はない」とした。一方、藤野被告が犯行を認めているとして、執行猶予が相当と判断した。

判決によると、藤野被告は2022年11月、41回にわたり国内からオンラインカジノサイトに接続。トランプゲーム「バカラ」賭博で、計約530万円余りを賭けたとされる。

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