「お~いお茶」の原料として出荷 山口農産の一番茶、収穫最盛期 長崎・西海市

一番茶の収穫を迎えた山口農産の茶園=西海市大瀬戸町

 初夏の訪れとともに、長崎県西海市大瀬戸町の山口農産(平石栄治社長)の茶園では、一番茶の摘み取り作業に追われている。
 今年設立20周年を迎える同社は、山あいなどに計約20ヘクタールの茶畑を構え、緑茶飲料用の生葉を生産しているほか、東彼東彼杵町の生産者から生葉を買い取り、自社工場で荒茶に加工。飲料メーカー、伊藤園の定番緑茶商品で、先日、米大リーグドジャースの大谷翔平選手の広告起用が発表された「お~いお茶」の原料として出荷している。
 収穫は機械を使い、先月下旬からスタート。平石社長によると、今シーズンは寒暖差が激しかった影響で、生育は遅れ気味だが、品質は昨シーズン同様、良好という。
 一番茶の作業は今月下旬までで、6月中旬から二番茶の収穫を予定。以後、10月末の秋冬番茶まで計4回にわたって摘み取る。

© 株式会社長崎新聞社