アメリカ軍岩国基地周辺の騒音値がアップ 空母艦載機の長期滞在が要因か

アメリカ軍岩国基地周辺の騒音の値が、過去の調査と比較可能な測定地点のおよそ4割で昨年度、最も高かったことがわかりました。空母艦載機の長期滞在が要因と見られています。

山口県や岩国市で作る協議会によりますとアメリカ軍岩国基地周辺で航空機騒音の評価基準値の平均が、昨年度、過去の調査と比較が可能な28地点のうち27地点で前の年度を上回りました。
さらに、27地点のうち11地点では岩国基地に空母艦載機が移駐した2018年度以降、騒音の数値が最も高かったということです。

航空機の騒音が、最大値を更新したことなどについて協議会は、去年8月から9月にかけて空母艦載機が岩国基地に長期間滞在していたことなどを要因に挙げています。
協議会は、引き続き、状況の把握に努めるとともに国やアメリカに対して騒音対策の充実や運用時間帯の配慮など要望した取り組みが進められるよう働きかけていく方針です。

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