by 稲元徹也
【第62回 静岡ホビーショー】
開催期間:5月8日~12日
会場:
ツインメッセ静岡
(静岡県静岡市駿河区曲金3-1-10)
入場料:無料
開催中の「第62回 静岡ホビーショー」のBANDAI SPIRITSブースには、今年もたくさんのガンプラが出展された。今年は「機動戦士ガンダム」45周年ということもあり、同社のプラモデルの設計・成型技術を結集した究極の1/144スケールプラモデル「RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」も出展され、注目を集めていた。
実はその隣に、同じ1/144スケールのRX-78-2 ガンダムのプラモデル「ベストメカコレクション 1/144 RX-78-2 ガンダム(REVIVAL Ver.)」が出展。RGガンダムとはまったく違った方向に技術を投入した、ガンプラの今と昔を知ることができる新製品だ。
「ベストメカコレクション 1/144 ガンダム」は、アニメ「機動戦士ガンダム」放映翌年の1980年7月に発売された。当時のキャラクターモデルにはなかったスケールの概念を取り入れた商品で、子ども達だけでなく大人も魅了し、“ガンプラブーム”を巻き起こした。実はまだ絶版にはなっていない商品で、現在も「1/144 ガンダム」として当時と変わらない300円(税別)で販売されている。
そんなガンプラの原点となる「1/144 ガンダム」を「リバイバルバージョン」という形で、現代の技術で再設計したのがこの「ベストメカコレクション 1/144 RX-78-2 ガンダム(REVIVAL Ver.)」である。今から40年以上前にたくさんのユーザーが手にした懐かしい姿の1/144ガンダムを現代の技術で設計し、より簡単に完成図と同じ色分けされた状態で作ることができるというものだ。
BANDAI SPIRITSの企画担当者は“ノスタルジーと最新技術の融合”がコンセプトだと述べる。1/144ガンダムを手にしたことがある人は当時から数えて相当数存在していて、その中で今はガンプラから離れていて、現在のガンプラをよく知らないという人にその技術をアピールしたい思いを込めて企画したそうだ。
ランナー数は当時と同じ“2枚”にこだわりつつも、パーツは全て色分けされ、工具や接着剤が不要なタッチゲート&スナップフィットを採用し、誰にでも簡単に色分けされた懐かしい姿の1/144ガンダムを作れるのが実に楽しい。発売は10月予定で、価格は1,320円となっている。
(C)創通・サンライズ