本物のお花にしか見えない “プラバン”が話題です。
プラバン細工ハンドメイドクリエイターのあいろさん(@airoiro )がX(旧Twitter)にプラバンで作った藤の樹のランプを投稿したところ、2.2万件を超える「いいね」が集まりました。
「す、すごい……」「これがプラバン?!」「本物かと」「騙されました」 と大きな反響が寄せられています。
こんなの美しすぎるって……!
「今の私の持てる技術すべてを使った自信作です!」
の言葉とともに投稿された1枚の写真。
そこにはしなやかに曲がったつるから垂れ下がった、6房の藤の花が写っています。
鮮やかな紫のグラデーションがとってもキレイ!
なんて豪華な藤の樹……かと思いきや?
実はこれ、 “プラバン”でできているんです!!!
プラスチックとは思えない花々のみずみずしさに、驚きが隠せません……。
何度見ても本物にしか見えないよ~!
これがプラバンだなんて信じられない!
リアルすぎる藤の樹についてBuzzFeedは、あいろさんにお話を聞きました!
――こちらの作品を作ろうと思ったきっかけはなんですか?
「もともと藤の花はとても人気な花である反面で、造形や生花の扱いの難しさから、なかなかおうちで飾って楽しむことができないお花だなと感じていました」
「そこでインテリアライトとして2019年に初めて『藤の花ランプ』を作ったのが始まりです」
「ただ販売価格などを考えると、花房が1つのものを作るのがコスト的に限界だったというのがずっとモヤモヤしていました」
「しかし今回プラバン博というブースで作品展示をするにあたって、販売のことは考えないで今持っている全力で大きな作品を作ることができると思い、この『藤の樹ランプ』を制作するに至りました」
「最初はここまで大きくする予定はなかったのですが、一緒に作品展示をする他のプラバン作家さんがすごい大作を作っている、と聞いて負けてられないなと思い立派な樹を作りました」
花びらの一つ一つ丁寧に作ります
――制作時間はどのぐらいでしょうか?
「はっきりと分からないのですが、2か月くらいでしょうか……」
「全体の構想や配線を考えることは以前からしていたので、そういった部分も含めたら今年の初めくらいから制作は始めていました」
――制作時にこだわったポイントや大変だった点があれば教えてください。
「花びらのシワの表現や、より立体的に見えるような工夫をしているところでしょうか」
「開ききったお花だけではなく、開きかけ、つぼみ、とパーツを作り分けて、あえて満開ではなくしています」
「また、葉っぱもかなりこだわっています。光らせたときに光を遮らない透明度と、よりリアルに見えるように作りこむことのできる素材を探すのが大変でした」
「あとは意外なところだと、組み立て式にしたことでしょうか」
「展示作品なので搬入、搬出時にコンパクトに発送できるように、土台、柄、花、葉っぱと分解できるようになっているんです」
「分解できるようにどうコードを繋げればいいか、という部分はかなり苦労して考えました」
幻想的な藤の樹ランプ✨
・・・・・
子どものころからとにかく作ることが大好きだったというあいろさん。
プラバン制作を始めたきっかけは、たまたま本屋さんの手芸コーナーで立体プラバンの本を見つけたことからと言います。
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ぜひチェックしてみてくださいね💐