マイナ保険証利用率、国家公務員でも6%弱 厚生労働省

 厚生労働省は8日、マイナンバーカードに健康保険証を統合した「マイナ保険証」の国家公務員とその家族の利用率が、3月時点で5.73%と公表した。昨年11月より1.37ポイントの微増だが、利用率が上がらない実態が改めて明らかになった。

国全体の利用率もほぼ同じ

 同省の発表によると、省庁別では総務省が10.31%で最も高く、最低は防衛省の3.54%。厚生労働省は8.40%となっている。国全体では5.47%で、国家公務員でも利用率がほぼ変わっていないことが分かる。政府は今年12月に現行の紙の保険証を廃止してマイナ保険証に一本化するとしているが、利用率を見るとほぼ絶望的な状況だ。

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