若者の平和の祭典「Peace-preneur Forum」長崎市で11日から開催

長崎市で11日から若者を対象とした国際フォーラム「Peace(ピース)-preneur(プレナー)Forum(フォーラム)」が開催されます。開催を前に参加者らが長崎原爆資料館を訪れました。

11日から長崎市で始まる平和をテーマにした国際フォーラムを前に、中国、パキスタン、セネガル、コンゴ、ベトナムなど日本を含む6か国の若者たちが原爆資料館を訪れ、被爆の実相に触れました。

パキスタンから参加
「私たちは、核を二度と使わない。そうすれば皆が幸せに暮らせる平和な世界を作ることができる。」

コンゴから参加
「将来のために、原子爆弾は使うことを避けるべきだと思う。コンゴのある地域では紛争が起きている。(フォーラムでは)他の国の人と繋がって、コンゴの情報を伝えて、コンゴの平和を取り戻したい。」

18歳から32歳の若者が対象の今回のフォーラム。1日目となる11日は、ゲストとして国連の中満泉事務次長が登壇し、国連での活動も踏まえ平和のためにいま何が必要なのかを若者たちに訴えます。

中満泉国連事務次長
「最後の被爆地ですよね、そこでこういう議論がなされる若者たちが世界中から集まってきて真剣に考えるそういった場を設けるという非常に象徴的な意味でも重要なことではないかなと。世の中は変えられるんだ、必ずより良いところになっていくんだということを信じてもらえるような場になれば」

11日と12日のフォーラムに加え、13日は参加者たちが平和公園などを巡るツアーも予定されています。

ピースフォーラムの開催を前に現在長崎市では前夜祭が行われています。会場の様子です。

久富美海アナウンサー
ウクライナやベトナム、カザフスタンなど様々な国から若者たちが、ここ長崎に集まっています。現在長崎市内のホテルでは、明日から始まる若者たちによる平和の国際フォーラムの前夜祭が行われています。

今回は国の内外から約200人が参加することになっていて、長崎からも高校生や大学生たちが次世代のリーダーたちと意見を交わします。参加者の1人、長崎大学大学院の平林千奈満さんです。今回どのようなところを楽しみにしてらっしゃいますか。

長崎大学大学院・平林千奈満さん
「世界中の方とたくさん交流して仲を深めるとともに、長崎についてたくさん発信できればと思っています」

久富美海アナウンサー
これから楽しみな4日間が始まりますね。
さてこの後、前夜祭では世界中から集まった参加者たちに、長崎の夜景や食事を楽しんでもらうことになっています。新たな出会いからどんな新しいアイデアがここ長崎で生まれるのか注目したいと思います。

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