「できた!」子どもたちに伝えたい"モノづくり"20分で作れるプラモも登場 約3700人招待の静岡ホビーショー=静岡市

5月8日開幕した静岡ホビーショー。10日は小、中、高校生の招待日です。子どもたちが様々なブースをめぐって、モノづくりの醍醐味を味わいました。

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Q.普段プラモデルどのくらい作りますか?
<子ども>
「月に10体くらい」

プラモデルが大好きな男の子たち。

Q:プラモデル作ったことありましたか?
<子ども>
「これが初めて」

<子ども>
「組み立てるのが楽しい」

模型デビューの女の子も。

<小学生>
「できたー」

2024年で62回目の開催となった静岡ホビーショー。10日は小中高校生招待日です。県内の小学生から高校生まで約3700人の子どもたちが招待され、100近くあるブースを思い思いに回りました。イベントのメインは模型の製作体験です。

プラモデルの王道・ガンプラ、おなじみ、タミヤのミニ四駆。

タイヤ交換…ならぬたい焼き交換?など、実際に見たり作ったり体験したりすることでモノづくりの楽しさや醍醐味を味わいました。

<子ども>
「あんまりやったことが体験できて良い体験になった」

<子ども>
「石を置いたり犬を置いたりして楽しかった」

2024年のホビーショーに特別な思いで臨む企業があります。
静岡市に本社を置く青島文化教材社です。

<青島文化教材社 青嶋大輔社長>
「今年は創業100周年という節目なものですから、これからの100年やこれまでを皆さんに知ってもらおうと色々な商品を企画して臨みました」

青島は飛行機の木製模型の製造・販売からスタートし、プラモデルでは合体ロボットシリーズやデコトラシリーズなど数多くの人気商品を手掛けます。

しかし、当時プラモデルに熱中した子どもたちはいまや大人に。
娯楽が溢れている現代の子どもたちに触れてもらおうと新たなシリーズも出しています。

<青木隆太アナウンサー>
「青島の主力製品・楽プラ、製作時間は1時間と短いですが、さらに敷居を低くしようと20分で組み立てられるキャラクターものの商品を販売しています」

<青島文化教材社 青嶋大輔社長>
「プラモデルというものがハードルが高くなったホビーという状況があるが、モノづくりは勉強になるので、簡単な誰でも作れるような簡易的なキット積極的に開発している」

青島のブースでは社長自ら、子どもたちにプラモデル作りをレクチャーします。

<青島文化教材社 青嶋大輔社長>
「時代も変わってデジタル的な要素のモノづくりもあると思うが、基礎となるプラモデルや模型を多くの人に知ってもらって、もっともっと日本の技術が上がっていくことを願っている」

<小学生>
「できた!」

Q:難しかったですか?
<子ども>
「簡単だった。もっとプラモデル作ってみたい」

次の100年に向けて。これからも模型の世界首都・静岡から新しいモノづくりに挑み続けます。

※5月11日、5月12日の一般公開日の入場には事前登録が必要で、申し込みの受付は終了しています。

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