【阪神】岡田監督が疑問視「何であんな硬くするんか」 負傷退場したDeNA・宮崎敏郎を気遣う

6回、イレギュラーした打球が頭部に当たり動けなくなったDeNA・宮崎

DeNA・宮崎敏郎内野手(35)が10日の阪神戦(横浜)に「5番・三塁」で出場し、思わぬアクシデントに見舞われた。

6回一死、一、二塁の守備で阪神・井上が放った痛烈なゴロがイレギュラー。高速ではねた打球は勢いそのままに宮崎の頭部を直撃した。二走の森下が本塁に生還した後、プレーが止まると宮崎はベース付近にうずくまったまま動かなくなり、異常を察知したナインをはじめ三浦監督やトレーナーらが駆け寄った。

スタンドからはDeNAファンだけでなく、虎党からも「宮崎」コール。ブルーシートで宮崎の周囲を囲って目隠しをした状態の中、担架に乗せられて運ばれ、そのまま途中交代となった。

まさかの事態と光景に敵将だった岡田彰布監督(66)も人ごとではいられなかった。4―3で接戦をモノにしながらも「なあ…。アンツーカー(人工土)はイレギュラーするというか、はねるもんなあ」と心配そうな表情を浮かべ「昔よりも硬くしてるやろ、アンツーカー。やから余計にはねるんよ。俺も今日、バットでコンコンってやったんやけど、カチカチやもん。何であんな硬くするんか分からんけどなあ。危ないていうか、はねるもんなあ」と疑問を投げかけた。

塁間に敷かれている人工土の硬さだけが原因なのかは定かではないが…。試合後、宮崎はチームドクターから「頭部打撲」と診断され、三浦監督は「意識はしっかりしている。今後は状態を見ながらになる」と語った。とはいえ、打球が直撃したのは頭部とあって三塁の名手を襲ったベテランの今後が気がかりだ。

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