大谷翔平が松井裕樹から弾丸二塁打で4打数2安打 チームはサヨナラ負けで連勝は7でストップ

8回に二塁打を放った大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は10日(日本時間11日)に敵地サンディエゴでのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場し、8回に松井裕樹投手(28)から左中間へメジャートップの15本目となる二塁打を放ち、4打数2安打だった。打率3割5分9厘。チームは1―2でサヨナラ負けして連勝は7で止まった。

敵地ペトコ・パークに悲鳴と歓声が交差したのは8回だった。マウンドは2番手の左腕松井だ。先頭ベッツの強烈なゴロが左スネ付近を直撃して右前に抜けた。ここで大ブーイングを浴びて4度目の打席に入った。カウント1―1からの2球目、外角低めの87・1マイル(約140・2キロ)のスライダーを逆らわずに左中間へ。107・2マイル(約172・5キロ)の弾丸ライナーはスライスしながら左中間を破った。二塁打は今季15本目、メジャートップだ。無死二、三塁で続くフリーマンは左翼へ犠飛を打ち上げて1―1の同点とした。

相手先発は右腕キング。通算9打数4安打で3本塁打と相性が良い。4月12日(同13日)にドジャー・スタジアムでの一戦で初回に米通算175本目の本塁打となる4号ソロを放っている。

初回一死無走者で「ショウヘイ・オオタニ」とコールされると大ブーイングに包まれた。チェンジアップを意識させられたカウント1―2からの4球目、外角高めの93・6マイル(約150・6キロ)のシンカーに空振り三振。

3回一死一塁は1ストライクからの2球目、外角の92マイル(約148キロ)のシンカーを強打せずに大きなフォロースルーで逆方向に押し込んだ。ライナー性の打球は左翼線際に落ちて、安打となった。

0―1の6回先頭はカウント1―1からの3球目、外角低めの85・9マイル(約138・2キロ)のチェンジアップを引っ掛けて一ゴロに倒れた。一塁ベースを駆け抜ける際に、一塁手のクロネンワースに右腕が軽く接触し、周囲はヒヤリとするも相手を気遣うそぶりを見せた。

敵地のファンから浴びせられる大ブーイングを楽しんでいる大谷。翌11日(同12日)は特大弾で沈黙させることはできるか。

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