大谷翔平、張りの原因に意外な“落とし穴”…天才打者が分析「気付かない時がある」

パドレス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷はパドレス戦の第5打席を「腰の張り」のため交代した

■ドジャース 5ー0 パドレス(日本時間12日・サンディエゴ)

ドジャース・大谷翔平は11日(日本時間12日)、敵地・パドレス戦に「2番・指名打者」で出場。9回の第5打席を迎えたところで「腰の張り」のため、代打を送られて交代となった。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の解説を務めたノマー・ガルシアパーラ氏は、“異変”が起きた理由の一つとして現地の気温を指摘した。

首位打者2回のガルシアパーラ氏は自身の経験を踏まえた上で、大谷の負傷は気温が要因にあると分析。「今日は少し寒かったと聞いています。DHで(ダグアウト裏ではなく)外に立っていると、どれくらいの寒さか気付かない時があるのかもしれません」と語った。

MLBの公式記録によるとこの日の気温は華氏63度、日本で使う摂氏に変換すると約17.2度。風速は時速10マイルで秒速だと約4.5メートルだった。

ロバーツ監督が試合後に「スコアが5-0だったし、無理させたくなかった。明日(どういう状態か)確認する」と語ったことにガルシアパーラ氏も賛同。試合後の番組で「(無理させたくないというのは)間違いないですね。『中には行かずに、外に出て(プレーしている選手たちの)応援をしたい』という感じになったのかもしれないですし。その後に少し冷えて(フィジカル的に)準備ができていない状態になったり。そういうことは起きるものです」と補足していた。

現時点で大谷は12日(同13日)のパドレス戦は欠場の可能性が高いが、同氏は「明日休むことになったとして、それでも問題はありません。仮に休ませたとしても、懸念を生むべきではありません。慎重にならないといけないですし、彼が問題ない状態にする必要がありますから」と、焦らずに万全の状態で戻る必要性を力説していた。(Full-Count編集部)

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