「ペイシェントハラスメント」患者による著しい迷惑行為 県が対策指針を発表【新潟】

【資料】県庁 県立病院で「ペイシェントハラスメント」対策

国は顧客による著しい迷惑行為「カスタマーハラスメント」の対策を進めています。県病院局は、県立病院でも患者や家族からの著しい迷惑行為「ペイシェントハラスメント」から職員らを守るための「対策指針」を策定しました。

県病院局によりますと、これまでに県立病院でもペイシェントハラスメントがあったといいます。
ペイシェントハラスメントは患者・家族らからのクレームなどの中でも、暴力や暴言、セクハラ行為、長時間の対応を強いるなどしつつ、内容や要求に妥当性のないものや、その対応によって職員の職場環境が害されるものです。

県病院局は対策の柱として「組織的」・「毅然とした」対応、「警察への相談・通報をためらわないこと」を掲げました。さらに個別には、行為者に対して複数の職員で対応することや、警告、退去命令を出すこと、証拠を残すために録音・録画をためらわないこと、長時間や不当な要求に対して対応を打ち切ることなどをあげています。

対策をとることで、病院職員の負担を軽減し、限られた医療資源の中で1人でも多くの患者へ医療サービスを提供することにより患者満足度の向上を図るとしています。

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