夫と長男にそばで見守られながら、畳の布団の上でフリースタイル分娩を経験。助産院での出産レポ【たまひよ 出産体験談】

こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、ひまりさんの出産体験談をお届けします。

引用元:west/gettyimages

★助産院でのお産レポート★
畳の布団の上でフリースタイル分娩を経験。
夫と長男が側で見守ってくれました。
助産師2名のみの介助。
医療行為切開、吸引、等は無し。緊急時は提携している病院へ搬送されることに事前に同意しました。
日本で行われるお産のうち助産院を選ぶ妊婦は1%らしいです。

【感想】
健診のときから完全予約制で待ち時間0。
毎回助産院の院長先生が整体を行ってくれて悩みを聴いてくれて、信頼関係が出来て安心感のあるストレスが無いお産が出来ました。

【出産の状態】
2月20日(水)生まれ
38w1d 3138g
自然分娩
分娩時間 5時間16分
会陰切開、裂傷なし。

35w5d~37w0d
切迫入院
退院当日の健診で子宮口1センチ。
退院後1週間かなり強い前駆陣痛に耐えていました。1週間の間に2回健診。
最後の38wの健診(37w6dで実施)のときに子宮口2センチ。

下に「お腹の張りメモ〜お産まで」を記してあります。
長いですが、お産の参考になるかと思うのでどうぞご覧になってください。
皆様の出産を応援しています!

【お腹の張りメモ】
●2/19
(38w0d)分娩前日
2:30~3:30
4回くらい。収縮と腰の痛み
トイレ2回。おしっこ。
出血、破水なし。
腰がとにかく痛い。

~4:25
3回くらいの張り。変わり無し。

5:00
痛くて寝れないから夜食。
どうせ寝れないから寝るのを諦めて起きて夜食におにぎりと味噌汁を食べる。
陣痛に繋がったらエネルギーになるし、陣痛にならなければ昼間寝るつもり。
7:00まで仮眠 痛くて目覚め。
おしるし!
電話相談→1時間様子見
結局この日はお産にならず、落胆。
日中たまにズキンておなかが痛い。でも本陣痛にはならない。
前駆陣痛で痛くて眠れなかったから日中寝て過ごした。
連日の痛みに疲れて無気力で上の子の保育園のお迎えに行けず夫に頼んだ。
夕方おしるし

21:30
腰痛と下腹部の生理痛の酷い痛み
ホッカイロを前後に貼って寝る

●2/20(38w1d)分娩当日
2:00トイレおしっこで目覚め
おしるし少しナプキンに着く 茶色
以下張りと痛くて寝れない痛みを感じた時間
2:02
2:15
2:28
夜食 味噌汁とおにぎり
2:42
2:48
3:05
3:22
3:49
こんなに痛いのに陣痛にならなそう…と思って落胆。
すると…
4:14
コンって骨盤にハマる音!!?
まぁ良いや寝よう。
4:41
なんか痛い…
4:54
明らかに痛み強くなってきた
5:00【陣発】
5:11
痛すぎて寝れない!!!
5:23
明らかに様子がおかしい。
夫を起こす。
5:30
おしるし
5:42
5:48
6分間隔!?やべぇ。
5:53
5分じゃん!!!
6:05
分娩予定の助産院に電話。
6:15
6:25
車から降りたら陣痛きて一度治るのをその場で待った。
6:30
入院
6:45子宮口5センチ GBS点滴
院長先生「午前中には産まれそう」
7:00
ひたすら痛かったのだと思う。
ふと時計を見たら8時になってた。
8:00
子宮口8センチ
以下産まれるまで2時間10分の詳細。

夫に側に居てもらって両腕を握りしめた。
初めは手を握ってたから夫の指の骨を折りそうになった。爪も立ててしまった。一度なぜか夫の指に噛みついて、タオル咥えさせられた(いらない!って捨てた)
痛みが来るとパニックになりガクガク震えたのを必死に夫に抱きついて、安心感を得て治めようとした。
始めは痛みを逃すために鼻から吸って口からふーと息を吐いていた。が、
だんだん痛みが強くなりふーがアーーーという叫びに変わる。
痛みの波が治ると眠くなって会話しなくなって目を閉じて休憩。「良いホルモン出てるね」と褒められた。
そんなことを何度か繰り返して、痛みが来ると恐くなってきてしまった。
「怖くなっちゃった」「泣きそう」「助けてよ」「早く終わりにしたいよ」「赤ちゃん早く出てきてよ」等言った。
もう産めない。産み方分からない…と思った。
アーーーという叫びは半分私の泣き声だった。しかし泣いてる暇もなく来る痛み。
汗をかき始めて、夫がノートで仰いでくれた風が気持ちよかった。
その様子を見て分娩の介助をしてくれた院長と助産師さんは「進みが良いね」って褒めてくれた。
その言葉に終わりが見えて希望の光になった。

陣痛のたびに院長先生が赤ちゃんが降りやすくなるツボを押してくれた。陣痛が治ると背中をさすり身体の緊張をほぐしてくれた。
それが気持ちよかったし、痛みも少しマシになったように感じた。何よりも安心感がすごくあった。
もう1人の助産師さんは足をマッサージしてくれたり、私の気持ちを受け止めてくれた。
「痛いし怖いよね。」「今助けてるからね。」などなど、私の言葉に呼応するように受け止めて「頑張ってるよ」「すごく上手だよ」「お股が緊張してしまっても本能のままでいいよ」と励ましてくれた。
私が「なんでこんな事に…」って言ったときだけちょっと笑われた。(することしたからだろって心の中でセルフツッコミしていた。)

10:00ごろ人工破膜(破水)
ずっと痛みが怖くてアーーーと叫んでいたけどどこかのタイミングで、アーーーは上に外に力が逃げちゃうから、ンーーーの方が下に力を込められて良いよって教えてもらった。
陣痛が来てンーーーといきんでるときに人工破膜してもらった。
私の恥骨に赤ちゃんの手が引っかかっていたようで、それを外すために試行錯誤。
生まれたときほおづえを付くように出てきたのでそれが引っかかっていたのだと後に判明。お腹の中でもその胎位だったようだ。
陣痛中ずっと私は左向きに寝ていたから右向きに寝返りを打ったり、陣痛が来たら院長がお股に手を入れたりした。
それで引っ掛かりが外れた。
院長「赤ちゃんの髪の毛見えてきたよ。ママが躊躇してるから、赤ちゃんも出てくるの躊躇してる。」
私「躊躇ってなに???!」
私(あ!そっか!いきまないと赤ちゃんは出てこないのか!)
私「だって痛いんだもん!!!」
助産師さん「痛いよね。痛くて怖いよね。今助けてるからね。ママ凄い頑張ってるよ」と目を合わせて言ってくれた。
ここでマインドチェンジ。

痛いけど痛みから逃げようとしない。助けてくれてる。頑張る。できる。
陣痛が来たら頑張って押し出すようにンーーーと下に向かって息む努力をはじめる。
うんちするみたいに力入れた。
それと同時に赤ちゃんの頭がどんどん降りてきて痛みはピーク。
お股が伸びるのが分かった。メリメリッとしたけど結果的には裂けなかった。元々膣の伸びが良いと言われていたので、裂けないとは思っていたけどメリメリッを感じたときはヤバいかな?ってちょっと思った。
頭が膣からポコっと出たのが分かった。
夫が喜んでた。
「もうちょっとだよ頑張れ」って言ってた気がする。
その声に後少しだ!と希望をもらう。
夫の腕に電車の吊革みたいにつかまり頑張って最後の一踏ん張り。
陣痛の痛みが治ってもンーーーといきんだ。
赤ちゃんの身体が出てくるのを感じた。
本当は赤ちゃんの身体が出たら自分で取り出すつもりだったけど、もう、ちょっとその余裕は無かった。

10:10
生まれた
赤ちゃんがギュルンと出てきて、「はーやっと!」って気持ち。
そして自分の胸に抱っこ。
しばらく放心。

膣から臍帯と胎盤が取り出された。地味に痛かった。
赤ちゃんの顔は少し紫色。でも段々とピンク色に。良い色だ〜と思った。
泣き声は静かで優しくてうるさくなかった。
君が入ってたのか〜と思いながら抱きしめて撫でたり顔を触ったりしてみた。
生まれてきておめでとう!
以上になります。ご拝読いただきありがとうございました。

皆様の出産を応援しています!

いかがでしたか? たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」では、もっとたくさんの「出産レポート」を読むことができます!また、同じ出産予定月の人と情報交換ができる「同期ルーム」もありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

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●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

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