中日23歳は「マジでヤバい」 衝撃の超高速美守…“1回転クルリ”の神業が「忍者のよう」

中日・田中幹也【写真:矢口亨】

田中幹也が一、二塁間のゴロを捕球…高速回転で一塁に送球

■阪神 1ー0 中日(15日・バンテリンドーム)

中日の2年目・田中幹也内野手が15日の阪神戦(バンテリン)で衝撃の美技を見せた。一、二塁間のゴロを捕球するや、高速1回転で一塁に送球してアウトに。ファンは「GGあるぞこれ」「いやーすげえな」「天才」と驚いている。

0-0で迎えた延長11回無死二塁で、阪神・中野が放ったゴロは一、二塁間に飛んだ。田中はスライディングキャッチすると、クルリと1回転して一塁へ送球。中野はヘッドスライディングしたがアウトになった。

身長166センチの23歳は、2022年ドラフト6位で中日に入団。大学3年時に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」と診断され、手術を受けた。プロ1年目の昨年はオープン戦で右肩を脱臼して離脱。2軍で8試合出場にとどまった。

しかし、今季は35試合に出場し、打率.235をマーク。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」は3.2で巨人・吉川に次いで2位につけている。

躍動する23歳にファンも喝采。「すごいプレー」「神業よね」「さすがだよ」「田中幹也マジでヤバい」「ホント忍者のよう」「すごい速い」とSNSにはコメントが並んでいる。その圧倒的な守備力に、今後も注目だ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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