巨人元ドラ1が「すごい進化」 防御率8.10→0.74…未来のエースに衝撃「覚醒しましたね」

巨人・堀田賢慎【写真:矢口亨】

巨人・堀田は15日DeNA戦で6回無失点…無傷の3勝目で防御率0.74

■巨人 4ー0 DeNA(15日・福井)

巨人の5年目右腕・堀田賢慎投手が無双投球を続けている。15日のDeNA戦(福井)に先発して6回を2安打無失点。無傷の3勝目を挙げた。ここまで9登板で防御率0.74の進撃に、ファンは「打たれる気しない」「凄いな」「覚醒しましたね」と声をあげている。

22歳はDeNA打線を相手に6回90球を投げて2安打3奪三振で無失点。4-0の勝利に大きく貢献した。5年目の今季は開幕1軍を掴み、9登板(3先発)で24回1/3を投げて自責は僅かに2。今季2度目の先発だった8日の中日戦(バンテリン)では、5回2/3を無失点で2勝目をあげていた。2試合連続の快投で、先発ローテの座を確固たるものにしつつある。

セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、1イニングに出した走者の数を表す「WHIP」はリーグ2位の0.86。与四球割合「BB%」は4.5%で同6位だ。(20投球回以上)

青森山田高から2019年ドラフト1位で巨人に入団した逸材。しかし、1年目の4月上旬に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフには育成契約になった。2022年3月に再び支配下登録され2勝を挙げたものの、昨年は3登板で防御率は8.10だった。

挫折を経て飛躍を遂げる22歳。SNSには「すごい進化」「ローテに定着してほしい」「安定している」「育成から這い上がってきた」「ヤバい投手になりそう」「こんなにいいピッチャーなんて」とコメントが並んだ。今後の投球も要注目だ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

© 株式会社Creative2