ことしはいつもと違う!?行政から経済団体への要請

道や北海道労働局など3団体はきょう、道内の経済団体を訪問し、各企業が新規採用者の早期離職防止に取り組むよう要請しました。

道内のことし3月の求人倍率は3月として過去最高を更新し、3.82倍となりました。一方、新規採用した社員の早期離職が増加傾向にあり、道内の新規高卒就職者の43.9%が3年以内に離職しています。これまで道労働局などから経済団体への要請は、採用人数を増やしてもらうことが主な目的でしたが、今年はいわゆる雇用のミスマッチ解消に重点が置かれました。入社前後のギャップを解消するため、インターンシップの導入、業務内容や残業時間などを細かく公開することなどのほか、就職後のフォローアップ研修の充実を求めました。

北海道労働局の鷹合一真職業安定部長は「従来は求人確保のお願いだったが、最近は様変わりしている。高校の卒業生が減って進学希望が増えたため、高卒の就職希望者も減っている。きちんとマッチングしなきゃいけない時代だ」と話しています。

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