埼玉工業大学工学部、国内初の「自動運転専攻」など5つの新専攻を開設 2025年4月から

埼玉工業大学は、理系人材の育成強化とDX人材のニーズに対応して、工学部に5つの新専攻を2025年4月に開設し、現在の3学科7専攻から、3学科10専攻の体制へ強化する。また文理融合型の人間社会学部情報社会学科の2専攻もIT関連の教育の強化を目指してリニューアルし、全学的に分野別の教育の強化に向けて、専門性を高める改革を行う。

工学部情報システム学科は入学定員を50名増員し、国内初の「自動運転専攻」を新設。自動運転技術やその実現に必要な知識や技術をハードウエアからソフトウエア両面から習得した自動運転のエンジニアを目指す。入学定員は4専攻制で合計200名とする。

機械工学科では2専攻を新設する。「IT 応用機械専攻」は、機械製品にITを応用する技術や知識についてIoTやデジタルツインの視点で総合的に修得し、次世代のものづくり貢献できるフロントランナーを目指す。また、「AI ロボティクス専攻」ではAIとロボットを密接に組み合わせ、基礎から応用まで総合的に修得し、AIとロボットに特化したスペシャリストを目指す。

生命環境化学科には2専攻を新設する。「バイオサイエンス専攻」では生物を基礎とした生命科学領域の専門知識と技術を総合的に教授し、バイオ分野および生化学分野を中心に幅広い分野で活躍できる実践的な専門人材を養成する。「環境・クリーンエネルギー専攻」では、環境問題およびエネルギー分野の諸問題の解決に必要な環境科学の専門知識と技術を総合的に教授し、多彩な分野で活躍できる実践的な人材を養成する。

さらに、文理融合型の人間社会学部情報社会学科の2専攻も、IT関連の教育を強化すべく「IT 経営専攻」「メディアデザイン専攻」にリニューアルし、全学的にDX人材のニーズに柔軟に対応していく。

埼玉工業大学は「工業大学ならではの先端的な技術革新による地域振興の実現」という目標を掲げ、社会ニーズにマッチした様々な研究開発を推進するなか、学生の教育においても、社会の人材ニーズに対応して、より時代にマッチした適切な人材の育成に取り組んでいく。

また、2024年度より、全学部・全学科の新入生全員が統一した仕様のPCを所有して、所属の学部・学科に関係なく、全学生が同じようにITやAI関連の教育を受けられる整備もしていく。

参考:【埼玉工業大学】新専攻が誕生します

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