レッズ・デラクルーズが4安打4盗塁の大暴れ 110盗塁ペース

日本時間5月17日、エリー・デラクルーズ(レッズ)がドジャース戦に「2番・遊撃」でスタメン出場し、4打数4安打1打点1四球4盗塁の大暴れ。ホセ・カバイェロ(レイズ)に次いで今季2人目の1試合4盗塁をマークし、開幕44試合目にして早くもシーズン30盗塁に到達した。「44試合で30盗塁」をシーズン162試合に換算すると、驚異の110盗塁ペース。1900年以降ではリッキー・ヘンダーソン(1982年130盗塁)、ルー・ブロック(1974年118盗塁)、ビンス・コールマン(1985年110盗塁)しか到達していない領域に足を踏み入れる可能性が出てきた。

米公式サイト「MLB.com」のサラ・ラングス記者によると、開幕44試合で30盗塁以上を記録した選手は、1900年以降ではブロック(1974年)、ティム・レインズ(1981年)、ヘンダーソン(1982年・1986年・1988年)、コールマン(1987年)、ケニー・ロフトン(1996年)に次いでデラクルーズが6人目。昨季から牽制回数の制限、ベースサイズの拡大など、走者に有利な新ルールが導入されているため、過去のスピードスターたちとの単純比較はできないものの、驚異的なペースで盗塁を積み重ねている。

MLB全体で今季2番目に盗塁が多いのは、ア・リーグのトップを走っているカバイェロの17盗塁。ナ・リーグの2位はブライス・トゥラング(ブリュワーズ)の16盗塁であり、デラクルーズの盗塁数が突出していることがわかる。各チームの盗塁を見てみても、メジャー12位のドジャースがデラクルーズと同数の30盗塁。30球団中18球団はデラクルーズより盗塁数が少ないという状況になっている。

なお、米データサイト「ファングラフス」は今季開幕前、デラクルーズの今季成績を「30盗塁」と予想していた。まだシーズンの3割未満しか消化していないが、早くも米データサイトの予想に並んだことになる。今後、どこまで数字を伸ばしていけるか注目だ。

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