4月主要HC売上高動向 気温が高めに推移し、園芸用品などが好調

4月は、昨年より休日が1日少なかったことが影響した

主要ホームセンター(HC)の2024年4月の月次業績が出揃った。

4月は、昨年より休日が1日少なかったことが影響した。

コーナン商事によると、曜日回りによる影響は▲0.51%だったが、4月の既存店ベースの売上高前年同期比は1.4%増となった。また10.5%増だった全店売上高には、子会社化した「HIひろせ」が含まれている。全体的な概況として、600店舗達成記念セールで、日用消耗品や園芸用品などが売上を牽引した。また、平年より気温が高く、冷感ウエアや冷房器具などの季節用品、防虫剤や殺虫剤、除草剤なども好調に推移した。一方で、花苗や野菜苗などの園芸植物、散水用品などが前年に比べ不調だった。

コメリの既存店は1.7%増と9カ月ぶりに前年を上回った。灯油抜では2.1%増だった。同社によると、4月は農業者向けの商品や野菜苗・種など家庭菜園商品の販売が堅調に推移した。また、カテゴリーブランドの訴求を図り、PB商品の展開を強化しているカー用品・レジャー用品の販売が好調に推移している。

なお、DCMの全店売上高には子会社化したケーヨーの業績が含まれている。

ハンズマンの全店売上高は23年10⽉にオープンした松原店の売上がプラスに働いている。

主要HCの4月の売上増減(%)

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