森永氏なりすましSNS投資詐欺 6300万円被害 茨城・県央の男性 県警

茨城県警察本部=水戸市笠原町

茨城県警は17日、同県県央地域在住の60代男性が、経済アナリストの森永卓郎さんを名乗る人物に金の投資を勧められ、約6310万円をだまし取られたと発表した。

県警組織犯罪対策1課によると、男性は昨年12月18日、森永さんを名乗って投資を勧める広告を見つけ、その広告を通してLINE(ライン)アカウントを登録。森永さんをかたる人物から、ラインを通し「株式市場の動向を追跡する必要があるのですぐに返信できないことがある。アシスタントを紹介する」として、別のアカウントなどを紹介された。

男性は、紹介されたアシスタントの指示通り、投資サイト「Tosket(トスケット)」のアカウントを作成。1月12日から2月1日まで計14回にわたり、指定された口座に計5050万円を振り込んだ。その後「(利益分を)引き出すには保証金が必要」などと要求され、2月6日に2回にわたり指定口座に計約1260万円を振り込み、だまし取られた。男性は翌7日に家族に、8日に警察に相談し、被害が発覚した。

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