フェリー同士が接触 長崎・対馬の厳原港 けが人はなし

フェリー「たいしゅう」に接触し船体に傷が付いたフェリー「なぎさ」=厳原港

 17日午前4時40分ごろ、長崎県対馬市の厳原港で、入港してきた「フェリーなぎさ」(2558トン)が、岸壁に停泊中の「フェリーたいしゅう」(1083トン)に接触した。けが人や油の流出はなかった。どちらも船体に傷が付いたが、同日午後までに出港した。
 両船は同じ博多-厳原間を航行。対馬海上保安部によると、接触時に「なぎさ」は乗員乗客14人、「たいしゅう」は乗員6人が乗っていた。接触時の港内は風速6メートルで波は穏やかだったという。
 「なぎさ」を運航する壱岐・対馬フェリー(福岡市)は「着岸時の強風であおられた」などと説明している。同保安部が当時の状況を詳しく調べている。

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