山崎賢人、広瀬すずとの結婚は調整段階突入か カギを握る映画『キングダム』大沢たかお「王騎の退場」

山崎賢人、広瀬すず (C)ピンズバNEWS

初報からもうすぐ2年になるが、交際は順調のようだ。5月16日発売の『週刊文春』(文藝春秋)は、山崎賢人(29)と広瀬すず(25)が友人とGW明けの深夜に都内で遊んでいた様子をスクープ。あらためて注目が集まっている。

山崎と広瀬は2016年の映画『4月は君の嘘』で初共演。そこから6年後の2022年7月に『文春オンライン』で交際が初めて報じられた。21年3月の時点で、山崎と広瀬は半同棲状態だったという。

今回の『文春』の記事は、GW明けの平日に山崎と広瀬が友人と都内のバーやスナックではしご酒していたこと、その後、一緒にラーメンを食べたことを報道。2人が薬指に金色のペアリングをしている写真も掲載されている。

「特段変装もせず、2人はもう交際を隠すつもりは全くないのでしょう。過去に広瀬さんは20代での結婚願望を語っていたこともあるし、交際の順調ぶりを考えても結婚は近そうと感じられますよね。実は、両者の交際開始は映画共演前だったという話も言われていて、交際歴はもう相当長い。両者の関係が煮詰まっているのは間違いなさそうです。

その一方で、山崎さんにとって結婚が仕事面でネックになる可能性があるため、“実際のゴールインはまだ先になるだろう”という声もありますよね」(ワイドショーデスク)

山崎は、今年1月19日公開の主演映画『ゴールデンカムイ』が興行収入25億8000万円を超えたことからも分かるように、高い人気と実績のある俳優である。

しかし、女性ファンが多いため、広瀬との交際報道が大きくなりすぎるとファン離れが進んでしまう――山崎の事務所上層部はそれを懸念して“後追い報道は絶対NG”とメディアに働きかけた――という話が、『文春オンライン』による交際初報時に言われていた。

■山崎の主演映画は大ヒットを重ねて……

前出のワイドショーデスクは続ける。

「映画の制作サイドは興行収入の面でも山崎さんのパワー、集客力を信頼して起用しています。それが早々に結婚して、女性ファンが引いていき、映画の興行収入が著しく落ちたらまずい。映画はクオリティが最も大事とはいえ、“ファンのフォローも非常に大切”という事情は山崎さんも広瀬さんも重々分かっているでしょう。

山崎さんは『ゴールデンカムイ』と『キングダム』――大人気実写映画の主演を任される、所属事務所の看板俳優ですからね」

『ゴールデンカムイ』は、野田サトル氏の同名コミック(全31巻/集英社)が原作。明治末期の北海道を舞台に、日露戦争の帰還兵・杉元佐一(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈/23)が、埋蔵金をめぐる戦いに足を踏み入れる物語である。

1月19日公開の実写映画は興行収入は前述のように25億8000万円を突破。今秋には続編『ドラマシリーズ第1弾 北海道刺青囚人争奪編』が、WOWOWの連続ドラマとして放送・配信される。

『キングダム』は原泰久氏による同名コミック(集英社)が原作で、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台にした物語。実写映画は2019年から年イチのペースで続いていて、興行収入は3作目『運命の炎』まですべて50億円超えをキープ。大ヒットコンテンツである。

「『ゴールデンカムイ』の続編はWOWOWドラマ。映画からドラマへの流れは注目されていますが、一方の『キングダム』は原作が完結しておらず、5月17日に単行本第72巻が発売となった超大作ですね。すべてを実写で描くとなったら、いつ終わるか分かりません。

それだけに広瀬さんとの結婚もまだまだ先の話なのでは、とも言われてきましたが、風向きが変わりつつあるようです」(前同)

■実写版『キングダム』を象徴するキャラクターが……

【以下、『キングダム』に関する重大なネタバレを含みます】

実写版『キングダム』は今年7月12日に4作目『大将軍の帰還』が公開予定だが、同映画は「最終章」と予告されている。

「『大将軍の帰還』は原作でも大きな山場の“馬陽の戦い”が描かれますが、原作通りに進むなら実写版『キングダム』のシンボルと言っても過言ではないキャラクターが死亡すると考えられる。原作の物語はまだまだ続きますが、“1人の青年の成長物語”という観点から見ても、ここで映画シリーズに“区切り”をつけるのはちょうどいいんですよね」(前出のワイドショーデスク)

馬陽の戦いは、実写版で大沢たかお(56)が演じている秦の大将軍・王騎が死亡する戦いである。

王騎は、腕の筋肉は丸太のようにたくましくて筋骨隆々の武人。大沢は筋トレで体重を20キロ増やし、92キロまでビルドアップしたことで体格を完全に再現していた。ゆったりとした冷静な口調、「ココココ」という独特の笑い方など、見た目以外のインパクトも抜群で、主人公の信(山崎)にとって、師匠のような存在だった。

しかし、王騎は趙軍の総大将が、結婚の約束をしていた摎(きょう・新木優子/30)を殺したのが龐煖(ほうけん・吉川晃司/58)だと知り、過去の因縁に決着をつけるべく秦軍総大将として馬陽へ出陣したことで、命を落とすことになる。

王騎は戦を有利に進め龐煖と一騎打ちを繰り広げたが、敵将・李牧(りぼく・小栗旬/41)とその配下・魏加(ぎか)の不意打ちが原因で、龐煖に胸を貫かれて致命傷を負ってしまう――という物語が、原作の第16巻で描かれているのだ。

「映画『キングダム』のアイコン的存在となっていた大沢さん演じる王騎の死は大きいですよね。もちろん将来的な製作はあるかもしれませんが、“最終章”と打たれているように4作目となる7月公開の『大将軍の帰還』でひとつの区切りを迎える可能性は高そうです。そして、大きな興行収入を残す必要がある大作映画シリーズのひと段落は、主演の山崎さんにとっては“タイミング”でしょうね。

3月末に結婚を発表した山田裕貴さん(33)と西野七瀬さん(29)もそうですが、最近は若い俳優が早く結婚することも多い。広瀬さんも以前から30歳までには結婚したいと話していて、まだ30歳までは時間がありますが、いよいよその調整に入るのではないでしょうか。何より山崎さんと広瀬さんの、おそらくもう10年近い交際を考えると、ゴールインは自然なことに思われますね。年内の可能性もあるのではないでしょうか」(前同)

日本俳優界のビッグカップルが、夫婦になる日は近いか――。

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