松本人志VS文春「5.5億円裁判」にも影響必至、後輩芸人対FRIDAYの第1回公判は6月末 両者真っ向激突の裏側

松本人志(ダウンタウン)、渡邊センス(クロスバー直撃)※画像は渡邊センスの公式インスタグラム『@nabe2000』より

お笑いコンビ・クロスバー直撃の渡邊センス(40)が5月1日、写真週刊誌『FRIDAY』に名誉を毀損されたとして、発行元の講談社などに損害賠償や訂正記事を求めて提訴したが、その裁判の第1回口頭弁論の日程が決まったようだ。

問題となったのはダウンタウン・松本人志(60)を巡る2月1日発売の『FRIDAY』の記事。渡邊サイドは《不適切な行為、女性を選別して酒席に参加させたなどの事実及び女性の人格等を否定するかのような行動はなかったことを明確に主張し立証してまいりたいと考えております》と声明を出した。

5月1日、渡邊は代理人弁護士と連名で出した「提訴のお知らせ」の書面とともに、《FRIDAYさん。僕はもう動かないと思ってましたか? 許す訳ないじゃないですか。ずっと準備してましたよ。装填完了。センス 訴えます》とX(旧ツイッター)に投稿。

この投稿を松本がリポストしたことも話題を呼んだ。

芸能プロ関係者は言う。

「渡邊さんと『FRIDAY』の第1回口頭弁論は6月下旬に決まったといいます。弁護チームは松本さんの対文春裁判と同じですから、弁護団とともに徹底的に戦う姿勢なのではないでしょうか」

■渡邊センスの裁判の行方が「松本人志5.5億円裁判」にも影響か

渡邊に先駆けて松本と文春の裁判は進められている。

女性に男女の関係を強要したなどと『週刊文春』に報じられた松本が、発行元の文藝春秋などを相手取り、5憶5000万円の損害賠償や訂正記事の掲載などを求めた裁判の第1回口頭弁論が3月28日に行なわれた。

松本が出廷することはなかったが、訴状で松本側は記事に登場するA子さんとB子さんの特定を要求。「A子、B子さんがわからないから反論できない」などと主張したが、文春側は拒否。第1回口頭弁論は約5分で閉廷。次回は6月5日にオンラインで行なわれるようだ。

「問題の『FRIDAY』には女性が松本さんに馬乗りになる写真も掲載されていますから、文春との裁判だけではなく、渡邊さんvs『FRIDAY』の裁判の行方も、松本さんの裁判に多少なりとも影響してくるのではないかと言われていますね。

特に世論のところ、週刊誌の報道が正しいのか、芸人側が言っていることが正しいのか――のぶつかり合いですよね」(前出の芸能プロ関係者)

松本側は文春サイドと徹底的に争う構え。文春側も5億5000万円という高額請求をされており、双方が簡単に折れることはないだろう。そして、複数の法律の専門家が、松本と文春の裁判は決着まで最長3年はかかるのではないかとも指摘している。

「第2回の6月5日で決着するとは到底思えませんよね。そうなるとやはり、6月下旬に控える渡邊さんの裁判が影響してくるのではないかと。渡邊さん側の主張は『FRIDAY』の記事に書いてあることがまるで間違っているというものですよね」(前同)

■両者は正面激突へ

『FRIDAY』には、渡邊が女性を松本にアテンドしたこと、渡邊から女性に「必ずできる子を呼んでほしい」と事前に告げられたことなどが書かれていたが、渡邊は2月5日にアップしたYouTube動画でもこれを強く否定していた。

「一方の『FRIDAY』は、飲み会時の女性と松本さんの親密な写真まで掲載。そして同誌は記事には相当な自信を持っているようで、むしろ裁判になってくれたことで報道が正しいことが証明できる、となっているとも聞こえてきています。ですので、裁判では真っ向から受けて立つつもりでしょう。

つまり渡邊さんと『FRIDAY』も折り合う点がなさそう。松本さんvs文春の裁判以上にバチバチの展開になるのではないかという見方もあります」(前出の芸能プロ関係者)

渡邊の裁判の行方は、お笑い界トップの松本と週刊誌界トップの文春の裁判にどのような影響をもたらすのだろうか――。

© 株式会社双葉社