「14の2に抑えていたのに…」 最後に大谷翔平にサヨナラ喫した敵地紙落胆「最ももどかしい結末」

レッズ戦、サヨナラタイムリーを放ち祝福されるドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

移籍後初のサヨナラタイムリー

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地レッズ戦に「2番・DH」で出場し、延長10回に移籍後初、自身4年ぶりのサヨナラタイムリーを放った。チームは3-2で勝利。それまで大谷を4試合で14打数2安打に抑えていたレッズの地元紙は「最もふさわしく、最ももどかしい結末かもしれない」と悔しさを露わにしている。

5万2656人の観客が総立ちで熱狂した。2-2で突入した延長タイブレーク。大谷は10回2死一、二塁の場面で打席に立つと、右腕ディアスの速球を弾き返した。右翼線への打球で、二塁走者が生還。移籍後初となるサヨナラタイムリーで試合を決めた。一塁を駆け抜けた大谷は同僚たちにもみくちゃにされ、最後は水をかけられて手荒い祝福を受けた。表情は笑顔だった。

歓喜に沸くドジャースと対照的に、落胆を隠せないのがレッズの地元紙「ザ・シンシナティ・エンクワイアラー」だ。「ショウヘイ・オオタニが10回にサヨナラ打、ドジャースがレッズを敗戦とともにホームに送る」と題する記事で、3勝7敗に終わったロード10連戦を振り返った。8連敗を止める好スタートで遠征を始めたものの、その後は負け越し。地区最下位に転落してしまった。

そんな敵地連戦の最後が大谷の一打によるサヨナラ負け。「そこまで14打数2安打に抑えていたショウヘイ・オオタニによる10回2死の単打、レッズにとって大部分は容易に忘れられる遠征において、最もふさわしく、最ももどかしい結末かもしれない」と悔しさを隠せなかった。

THE ANSWER編集部

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