陸上男子200メートル 植松(中大)が大会新記録でV 長崎県陸上選手権最終日

【男子200メートル決勝】21秒16の大会新で優勝した植松(中大、中央)=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上の長崎県選手権最終日は19日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、男子200メートルは植松康太(中大)が自身の大会記録を0秒02更新する21秒16で制した。
 男子の3000メートル障害は牟田颯太(鎮西学院高)が8分57秒35で大会新V。800メートルは中山大地(北九州市立大)が1分51秒74、400メートル障害は青井颯汰(福岡大)が51秒92で優勝した。
 女子の200メートルは小谷凛(純心女高)が25秒02で快勝。400メートル障害を制した北川祐(口加高)は400メートル、アンカーを務めた1600メートルリレーと合わせて3冠を達成した。

◎伸び盛り 4月に県記録も樹立

 男子200メートルは大学1年生の植松(中大)が21秒16の大会新で3連覇を果たした。9~12日の関東学生対校選手権で3種目入賞。疲労が残る中でも自らが持つ大会記録を塗り替えた。18日の100メートルもセカンドベストタイの10秒49で2位。「体調が万全じゃない中にしては走れた」と今大会を振り返った。
 決勝は外側8レーン。得意のコーナーで大きくリードを奪い、2位の選手を0秒65引き離して快勝した。レース後は「久しぶりに長崎で走るのは楽しかった」と笑顔を見せた。
 長崎南高からこの春、中大に入学。有力選手が多く「いいお手本がたくさんいる。盗めるところは盗んで自分のものにする」と貪欲に練習を続け、4月に20秒61の県記録を樹立するなど大学生活の好スタートを切っている。伸び盛りの18歳は「今年立てた20秒75の目標はすでに達成したので、次は20秒50を出しにいく」と飛躍を誓った。

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