大谷翔平のせいで…敵地放送局は“無気力化” 39秒の沈黙、解説渋々コメント

サヨナラ打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

サヨナラ負けに…レッズ放送席は長い沈黙に包まれた

■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)

球場熱狂の裏で、放送局は静まり返っていた。レッズは19日(日本時間20日)、敵地でのドジャース戦に敗れた。延長10回にアレクシス・ディアス投手が大谷翔平投手にサヨナラ打を許し3連敗となった。打たれた瞬間「バリースポーツ・シンシナティ」の放送席は長い沈黙に包まれた。

ナ・リーグ中地区最下位に沈むチームは、1勝2敗でドジャースとのカード最終戦を迎えた。先発したハンター・グリーン投手が6回1/3を投げて2失点と試合を作ったが、ドジャース投手陣の前に打線が繋がらなかった。

延長10回には、2死一、二塁から大谷にサヨナラ打を許した。レッズ地元放送局「バリースポーツ・オハイオ」の実況、ジョン・サダック氏は「ライトへライナー。ヘイワードがホームへ」と淡々と状況を伝える。「レッズは負けました」と話す声は落胆に満ちていた。

その後、歓喜の輪を作るドジャースナインを見つめながら24秒間沈黙。サダック氏は「(ドジャースが)サヨナラ勝ちです」となんとか言葉を紡いだが、またも15秒間誰も喋らなかった。

レッズの選手たちがグラウンドを引き上げる映像が映されると、解説のクリス・ウェルシュ氏が口を開き「タフな敗戦ですね。10回の表に(得点する)チャンスがありましたが、得点できずショウヘイ・オオタニがまた(難局を)切り抜けました」と渋々語った。(Full-Count編集部)

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