首都圏版、住みたい街「駅」6年連続「自治体」2年連続の1位は

街の住みここちランキング&住みたい街ランキング2024

大東建託は2024年5月15日、いい部屋ネット「住みたい街ランキング2024」首都圏版を発表した。住みたい街(駅)は6年連続で「吉祥寺(JR中央線)」、住みたい街(自治体)は2年連続で「東京都港区」がトップとなった。

ランキングは、いい部屋ネットが2019年より毎年実施している大規模居住満足度調査。現在住んでいる街の満足度を調査する「住みここちランキング」と、住んでみたい憧れの街を調査する「住みたい街ランキング」を発表している。「住みたい街ランキング2024」首都圏版は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)居住の20歳以上の男女を対象に、2024年2月21日~3月14日に調査を実施、5万3,544人の回答を集計した。住みたい街(駅)は首都圏内の駅を対象に、住みたい街(自治体)は、首都圏居住者が回答した全国の自治体を対象にランキングを作成している。

住みたい街(駅)1位は「東京都:吉祥寺(JR中央線)」、2位は「神奈川県:横浜(JR東海道本線)」、3位は「神奈川県:みなとみらい(みなとみらい線)」。1位・2位ともに6年連続となり、根強い人気の高さをみせた。3位のみなとみらいも3年連続で3位をキープ。トップ10内では、8位「東京都:恵比寿(JR山手線)」、9位「埼玉県:浦和(JR京浜東北線)」が前年のトップ10圏外から新たにランクインした。

住みたい街(自治体)1位は2年連続で「東京都港区」。ついで、2位「東京都武蔵野市」、3位「東京都世田谷区」、4位「東京都渋谷区」、5位「神奈川県鎌倉市」が選ばれた。トップ20内では、14位「北海道札幌市」が新たにランクイン。首都圏の自治体以外では、札幌市のほか、19位「福岡県福岡市」がトップ20にランクインしている。

住みたい街(自治体)では、「住みたい街が特にない」52.1%、「今住んでいる街に住み続けたい」19.3%の合計が71.4%となり、半数以上が今住んでいる街を評価する結果となった。

トップ3の住みたい街を選んだ理由をみると、生活や交通の利便性が良い街でありながら、自然があり静かな環境、治安が良いなど、落ち着いた環境であることをあげるコメントが多くみられた。一方で、「住んでいない理由」については、家賃の高さや通勤のしにくさなどのコメントが多くなっている。

住みたい街(駅)を回答者属性別でみると、20歳代~60歳以上のすべての年代で、前年に引き続き1位は「吉祥寺」、2位は「横浜」という結果に。「みなとみらい」「大宮」もすべての年代で引き続きトップ5入りした。また、50歳未満の子供がいる夫婦では、「鎌倉」「浦和」「立川A」といった郊外の街を好む傾向がみられた。

各ランキングの詳細は、いい部屋ネットのランキング特設ページに掲載。今後、「住み続けたい街」「街の幸福度」などさまざまなカテゴリ別のランキング発表も控えている。

◆住みたい街ランキング2024<首都圏版>
【住みたい街(駅)ランキングTOP10】
1位「東京都:吉祥寺(JR中央線)」
2位「神奈川県:横浜(JR東海道本線)」
3位「神奈川県:みなとみらい(みなとみらい線)」
4位「埼玉県:大宮(JR京浜東北線)」
5位「神奈川県:鎌倉(JR横須賀線)」
6位「東京都:東京A(東京メトロ銀座線)」
7位「東京都:新宿A(JR山手線)」
8位「東京都:恵比寿(JR山手線)」
9位「埼玉県:浦和(JR京浜東北線)」
10位「東京都:中目黒(東京メトロ日比谷線)」

【住みたい街(自治体)ランキングTOP10】
1位「東京都港区」
2位「東京都武蔵野市」
3位「東京都世田谷区」
4位「東京都渋谷市」
5位「神奈川県鎌倉市」
6位「東京都目黒区」
7位「東京都新宿区」
7位「埼玉県さいたま市大宮区」
9位「東京都杉並区」
10位「神奈川県横浜市中区」

畑山望

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