7割が「営業現場でのDXが進んでいない」と回答 新規・既存顧客の拡大を期待する声が増加/Sansan

Sansanの営業DXサービス「Sansan」は、営業担当者1,025名を対象に「営業活動における実態調査」を実施した。

調査背景

昨今、営業活動の在り方は変化している。新型コロナウイルス感染症拡大時には、従来の対面営業からオンライン営業へとシフトし、リモートワークやDXツールの活用が一般的になった。一方、2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、リモートワーク中心だった営業活動から対面営業も増加傾向にある。5類感染症に移行して1年が経ったなか、企業の新たな営業課題を明らかにするため、今回の調査を実施した。

調査結果

約6割がコロナ禍前と比較して営業の難易度は高まっていると感じている

営業担当者1,025名にコロナ禍前後で営業の難易度は高まっているかたずねたところ、「高まっている」または「やや高まっている」と回答した人は57.4%という結果となった。

難易度が高まっている理由TOP3は「顧客ニーズの多様化」「営業手法の多様化」「新たな競合・類似サービスの出現」

難易度が高まっていると回答した人にその理由をたずねたところ「顧客ニーズの多様化」が55.7%、「営業手法の多様化」が41.9%、「新たな競合・類似サービスの出現」が31.4%という結果になった。

約7割が所属組織で営業DXは進んでいないと回答

営業現場におけるDXの推進状況を明らかにするため、所属する組織では営業DXが進んでいるかたずねたところ、「進んでいない」または「どちらかと言えば進んでいない」と回答した人は73.5%という結果となった。

営業DXに期待していることTOP3は「営業活動の効率化」「新規顧客の開拓」「既存顧客からの売上拡大」

営業DXに期待することをたずねたところ、「営業活動の効率化」が52.8%ともっとも多く、「新規顧客の開拓」が34.0%、「既存顧客からの売上拡大」が27.6%と続いた。以前からアナログな営業活動を効率化するニーズは高い状況だったが、今回の調査の特徴として、新規・既存顧客の拡大を期待する声が多く上がる結果となった。

Sansan 執行役員/Sansan事業部 事業部長 小川泰正氏のコメント

本調査では、顧客ニーズや営業手法の多様化によって営業難易度が高まっていること、また営業現場におけるDX推進は進んでいない実態が明らかになりました。2018年に経済産業省がガイドライン(※1)をまとめたことで企業の意識が高まりはじめ、コロナ禍を経て一気に広がったDXですが、営業現場ではまだまだ推進の余地があるということは、営業DXサービスを提供する私たちとしても向き合わなければいけない課題だと感じています。

また営業DXに期待することとして「営業活動の効率化」「新規顧客の開拓」「既存顧客からの売上拡大」が上位にランクインしています。実際の顧客からも同様の相談が増えており、これからはDXを通じて単に業務を効率化するだけではなく、いかに売上を拡大できるかが求められています。当社が提供する営業DXサービス「Sansan」では、名刺やメールといった接点情報に加え100万件以上の企業情報、商談をはじめとする活動情報など複数情報を掛け合わせることで、これまで気付けなかったビジネス機会を最大化し、売上の拡大を後押ししています。これからも名刺管理に留まらない価値を提供することで、企業の営業課題を解決し、ビジネス機会の最大化を後押ししてまいります。

※1:経済産業省「DXレポート」(2018年9月7日発表)

調査概要

  • 調査名:営業活動における実態調査
  • 調査方法:オンライン上でのアンケート調査
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:企業で営業・営業企画を担当する1,025名
  • 調査期間:2024年4月23日~2024年4月25日
  • 調査企画:Sansan

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