景気動向指数 2か月連続で改善/埼玉県

 4月の埼玉県内の景気動向指数は、前の月を0.1ポイント上回り2か月連続で改善したことが、帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査は、県内企業997社を対象に行われ、回答率は、41.9パーセントでした。

 それによりますと、4月の県内の景気動向指数は42.8で、前の月を0.1ポイント上回り2か月連続で改善しました。

 規模別では、「大企業」が、前の月と変わらず45.6、「中小企業」が、0.1ポイント増の42.4で「中小企業」のうち、「小規模企業」は、0.1ポイント減の41.2でした。

 先行きの見通しについては、3か月後が45.3と前の月と同じでしたが、6か月後が、46.8から46.5に、1年後が48.3から48.1とやや下回り、力強い回復力は見られません。

 帝国データバンク大宮支店は、「景気動向指数は、前月比でわずかに増えたが企業からはマイナスの意見が多い。特に、円安進行に伴う物価高に対する見方は実に厳しく、価格転嫁の難しさに当惑している企業は多い」としています。

 その一方で、「円安の影響で輸出関連では好調な声が聞かれるほか、情報サービス業においてプラスの意見が目立つ」としています。

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