ウソの投資話で顧客から1300万円だまし取った疑い 元リフォーム会社社員の男を逮捕 数十人から約2億円集めたと供述【福岡】

福岡県内のリフォーム会社の社員だった46歳の男が、ウソの投資話で、1人の男性客から合わせて1300万円をだまし取ったとして逮捕されました。数十人の客から合わせて2億円ほどだまし取ったという趣旨の供述をしているということです。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市西区の無職・吉村哲容疑者(46)です。

警察によりますと、吉村容疑者は福岡県内のリフォーム会社の社員だった2022年7月から12月上旬にかけ、当時63歳の男性客に対し「お得意様に、当社に対する投資の話をしています。月末に投資額の10%を配当しています」などとウソの投資話を持ちかけ、合わせて1300万円をだまし取った疑いです。

男性客には、吉村容疑者から“配当金”として350万円近くが支払われましたが、2023年3月を最後に滞ったことから、男性客がリフォーム会社に相談し、被害が発覚しました。その後、会社は吉村容疑者を解雇していました。

吉村容疑者は「ウソの話を顧客にして、現金をだまし取っていました」と容疑を認めています。

別の客からも150万円をだまし取った疑いで2024年4月に逮捕されていて、だまし取った金は借金の返済に充てていたとみられています。

吉村容疑者は、数十人の客から合わせて2億円ほどだまし取ったという趣旨の供述をしているということで、警察はさらに捜査を進めています。

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