涼しげな音色3万個響かせ 24日まで川崎大師風鈴市

 川崎大師平間寺(川崎市川崎区)の夏の風物詩「風鈴市」が20日始まった。全国各地の風鈴900種3万個が境内を彩り、来場者らは涼しげな音色を楽しんでいた。24日までで約30万人の来場者を見込んでいる。

 川崎大師観光協会の主催で21回目。境内の特設会場には、川崎大師オリジナルの「厄除(やくよけ)だるま風鈴」をはじめ、熊本の天草藍の風鈴、佐賀県の伊万里焼風鈴、青森県の津軽びいどろ風鈴など、47都道府県の名産品で作られた風鈴などが展示即売。値段は一つ千円前後からで、来場者は写真を撮ったり、耳を近づけたりしていた。

 東京都昭島市から初めて来たという平田直照さん(35)は「全国の風鈴からお気に入りを選ぶことができるのがいい。デザインで選ぶか、音色で選ぶか」と思案していた。午前10時〜午後6時。

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