外国人を支えて20年 相模原の国際交流ラウンジ

 外国人とともに生きる環境づくりを進める「さがみはら国際交流ラウンジ」(相模原市中央区鹿沼台)が10月で20周年を迎える。10月1日の記念式典に向けて歩みをまとめた「20年史」づくりや“同窓会”を企画、準備が進められている。

 ラウンジは市が設置し、外国人を支援するボランティアや団体からなる「運営機構」が運営を担う形で、1996年10月1日、JR淵野辺駅近くのビル内に開設。「外国人支援」「情報提供」「国際交流」を柱に活動している。外国につながる人たちの意見表明の場として「外国人市民会議」も開催してきた。

 通訳や情報提供は9言語。英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国・朝鮮語のほか、フィリピン語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語にも対応する。「毎日というわけにはいかないが、これだけの言語に対応できるところは珍しいのでは」と運営機構代表の竹内重男さん。「外国人に優しい街は日本人にとっても暮らしやすいはず」と語る。20年史には発足当初に関わった人たちによる座談会も収録した。

 記念式典は10月1日午後1時から。同2時から「外国人市民会議」関係者に呼び掛けて、「同窓会・懇親会」を開く。翌2日の国際交流フェスティバル(午前10時から)も20周年記念「出会い!ときめき!20年!」と銘打って実施する。

 問い合わせは、ラウンジ電話042(750)4150。

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