「もう作れないかも」田野の農業、深い爪痕 台風16号

 台風16号による大雨で、宮崎市内の農家にも被害が出ている。同市田野町甲の川越康行さん(67)のサトイモ畑には付近の山から大量の土砂や木などが流入し、6トンを見込んでいた収穫が全滅したという。「元に戻すには、相当な資金も労力もかかる。この畑では、もう物が作れないかもしれない」とため息をつく。

台風16号の雨で、川越康行さんのサトイモ畑に山から流入した土砂や流木。残った苗も冠水などの被害を受けて全滅したという=6日午後、宮崎市田野町甲

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