ゴルフ場跡地の開発事業者が辞退 茅ケ崎

 来年3月末で閉鎖予定の茅ケ崎ゴルフ倶楽部(茅ケ崎市菱沼海岸)の跡地利用で、県は21日、東急電鉄・電通グループが開発事業者から辞退したと発表した。協議の期限を過ぎても基本協定締結に至らず、同グループが撤退を決めた。

 県は8月に同グループを開発事業者に選定。10月の基本協定締結に向け、同グループと市道部分を所有する市などと協議を重ねてきた。県によると、今後の利用方針を巡り協議が難航し、期限を過ぎても締結に至らなかったという。

 県は、今後、事業者の再募集を行う。ゴルフ場跡地の開発を巡っては、住民から緑地の減少や住宅環境の悪化を理由に、開発撤回を求める声が上がっていた。

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