鎌倉市職員の不祥事相次ぐ 公用車の私的使用など

 鎌倉市は21日、名越クリーンセンターの50代の男性職員が勤務時間中に公用車を私的に使用していたと発表した。また、生活保護受給者のタクシー代について、当時担当していた50代の男性職員が自費で事業者に支払っていたことも明らかにした。

 環境部によると、同センターの男性職員が今月12日に出勤後、ごみ収集のための軽ダンプカーで業務に出たあと、横浜駅近くに向かった。職員は「海外に送金するためだった」と話している。考査委員会への諮問後、処分を決定する方針。

 また3月、当時生活福祉課の男性職員が、受給者の通院時のタクシー代の支払いが遅れたため、数カ月分1万2600円を自費で支払っていた。事業者からの問い合わせで発覚した。不適切事務調査委員会でさらに詳しく調べるという。

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