思い出の昭和 横浜・栄区、生活用品など展示

 横浜市栄区の老人福祉センター「市翠風荘」で、開館40周年を記念した「翠風荘四十祭」が開かれている。昭和時代に使われた生活用品も置かれ、来館者を楽しませている。23日まで。

 テーマは「思い出の昭和、思いっきり笑(しょう)話(わ)」。昭和の一般家庭を再現した6畳部屋を設けた。ちゃぶ台や足踏みミシン、チャンネル式のブラウン管の白黒テレビなどが並び、古い柱時計もある。1972年に全廃された横浜市電を撮影した番組も放映されている。

 利用者が手掛けた鎌倉彫や書道、生け花などの作品を展示。23日午後1時半からは、金原亭馬玉師匠の落語の口演が開かれる。翠風荘は「懐かしい昭和を感じながら、大笑いしてもらい、利用者とともに節目を祝いたい」と話す。

 翠風荘は76年11月に開館。翌77年4月には、当時皇太子夫妻だった天皇・皇后両陛下が、翠風荘や併設する南戸塚プール(現栄プール)などを訪れたこともある。

 入場無料。午前9時〜午後5時(最終日は同3時)。問い合わせは翠風荘電話045(891)4141。

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