来たれ、女性消防職員 海老名のフェアで採用コーナー

 女性消防職員を増やそうと、県内13の消防本部が23日、海老名市で開催された「かながわ消防フェア2016」の会場に初めて採用広報コーナーを設置し、消防活動の魅力をPRした。

 県によると、今年4月1日現在、県内にある各消防本部の女性職員は計323人で比率は3・3%。総務省消防庁は昨年、26年度当初に5%に引き上げる共通目標を設定した。

 こうした動きを受けて今回、横浜、川崎、相模原など県内13消防本部の女性職員18人が参加し、展示車両を説明したり、消防の仕事を紹介するパンフレットを配布したりした。

 地元海老名市消防本部の新谷彩さん(23)は「『屈強な男性職場』というイメージが強いけれど、女性でも十分に活躍でき、やりがいのある仕事ということを多くの女性に知ってもらい、挑戦してほしい」と話していた。

 会場の市役所(同市勝瀬)では「えびな安全・安心フェスティバル」も同時開催。はしご車乗車や消火放水体験、撮影会などのイベントが行われ、親子連れらでにぎわった。

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