戦争犠牲者を追悼し平和を祈念する集いが21日、神奈川県平塚市の八幡山公園内にある平和慰霊塔付近で行われ、市遺族会会員ら約100人が参加した。市主催。
1965年に建立された慰霊塔には、市内の犠牲者2856人の霊名簿が納められている。
父を亡くした同会の平木敏勝会長(74)は「戦争は絶対に繰り返してはならないと再確認する日。戦争の苦しみを知る人は少なくなっているが、風化させずに若い世代に訴えていくことがわれわれの役目」と誓いを新たにし、花を手向けた。
落合克宏市長は「世界の恒久平和を願う思いが犠牲になられた方々のみ霊を鎮めるものと確信し、平和の継承に向けた不断の努力を重ねていくことを誓う」と述べた。