横須賀が舞台の一つとの説がある小説「ガリバー旅行記」に親しんでもらおうと、物語を紹介するイベントが27日、横須賀市小原台の私立ケンコウ幼稚園で開かれた。
園児約70人を前に、海賊に扮(ふん)した市民団体「よこすか未来塾」の桐ケ谷良之さん(65)が、こびとの国や空飛ぶ島が登場する奇想天外なストーリーを説明。「巨人の国」に行った気持ちを味わってもらおうと、紙で作った約2メートルの巨大バッタを見せると、子どもたちは大きな歓声を上げた。
主人公のガリバーが日本に来たときの上陸場所が観音崎(同市鴨居)だったという説にも触れ、「大きくなったら、みんなも研究してほしい」と呼び掛けた。
同園の子どもたちは、11月3日に県立観音崎公園(同)をメイン会場に開かれる「観音崎フェスタ」で、ガリバー役と一緒にパレードに参加する。