川崎に市内最大規模ホール 2017年1月予約開始

 ◆複合施設「スポーツ・文化総合センター」 神奈川県川崎市は、旧川崎市体育館跡地(同市川崎区富士見)で整備している「スポーツ・文化総合センター」の文化ホールの予約受け付けを来年1月4日から始める。市内最大規模のホールには、バレエやオペラ用のオーケストラピットを備える予定。市は「幅広い芸術文化の発信拠点になれば」と利用を呼び掛けている。

 同センターは体育館と、2018年3月末に閉鎖する教育文化会館大ホールの機能を合わせた複合施設。地下1階、地上4階建て(延べ床面積約2万5千平方メートル)で、来年10月にオープンする。

 1〜4階に2013席設ける文化ホールは、コンサートや演劇、ダンス、講演会などに利用できる。壁面鏡やダンスバーを設置したリハーサル室と、ピアノが使える練習室2室も整備する。

 同市幸区のミューザ川崎シンフォニーホール(1997席)はクラシック公演を中心に、同センターホールは舞台演出が必要なオペラやバレエ、ミュージカルなどに活用する。

 スポーツゾーンの1、2階部分には、有効天井高12・5メートル、観覧席1544席の大体育室(約2千平方メートル)を整備。バスケットボールやテニス、フットサルなど各種スポーツの大会をはじめ、展示会や式典にも利用できる。武道室やトレーニング室、バリアフリー構造の弓道場なども設ける。

 とどろきアリーナ(中原区)は国際大会や全国大会に、同センターは県・市大会の開催場所に使う予定だ。

 ホールの予約は、川崎駅前タワーリバークの開館準備室で受け付ける。大体育室の予約受け付けは来年4月に開始予定。問い合わせは、市市民生活部企画課電話044(200)3758。

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