米国地質調査所(USGS)によると、現地時間21日01:31頃(日本時間7月21日07:31頃)、トルコ南西岸付近を震源とするM6.7の地震が発生しました。複数の報道によると、これまでに被害の大きかったギリシャ・コス島では2人が死亡、約120人以上が負傷しているほか、トルコでも約70人が病院搬送されるなどの被害が出ている模様です。
ヨーロッパ地中海地震学センター(EMSC)やトルコ首相府防災局(AFAD)によると、トルコ沿岸で津波が観測されたほか、震源地周辺では余震が頻発しています。なお、現時点で邦人被害の情報はありません。【7月21日19:30現在、レスキューナウまとめ】
【発生事象】(USGS)
震源地:トルコ南西岸付近(北緯36.9度 東経27.4度)
近隣都市からの方角・距離:
トルコ・ボドルムの南南東10.3km
ギリシャ・コス島の東北東16.2km
トルコ・Turgutreisの東南東18.6km
トルコ・ダッチャの北西30.9km
発生日時(日本時間):7月21日07:31頃
震源の深さ:10km
地震の規模:M6.7
・EMSCによると、震源付近でM4.0以上の余震が約20回ほど発生している。
・SNSなどでは、現地沿岸で数十センチ程度の津波が確認された模様。
【被害情報】
・ギリシャ・コス島の市長によると、2人が死亡〔RT〕
・ギリシャ・コス島で約120人以上が負傷〔ABC7〕
・トルコ・ボドルムでは約70人が病院搬送〔ロイター〕
・トルコでは道路1カ所が崩壊し、船舶数隻が破損〔CNN〕
・SNSなどでは、トルコ・ギリシャで建物被害が多数出ている模様。
■基礎データ
トルコ共和国
人口:79814871人
首都:アンカラ
在留邦人数:2011人(外務省発表)
ギリシャ共和国
人口:約1081万人
首都:アテネ
在留邦人数:707人(外務省発表)
EMSC:https://www.emsc-csem.org/
AFAD:http://sismo.deprem.gov.tr/