オキシクリーンは掃除・洗濯に使える万能エコ洗剤
コストコやインターネット通販で買える酸素系漂白剤「オキシクリーン」は、掃除・洗濯に便利に使える万能洗剤です。最近では「オキシ漬け(つけ置き洗い)」も話題ですね。塩素や蛍光剤、界面活性剤を使っていないので地球にも優しい「オキシクリーン」の活用法と実力を、実験結果と共にお伝えします。
オキシクリーンとは
オキシクリーンは、アメリカ生まれの粉末タイプの酵素系漂白剤です。その主な特徴は2つ。
特徴1:安心・安全&エコ
酸素系漂白剤の主成分は、弱アルカリ性の過炭酸ナトリウムです。水に溶けると酸素と水、炭酸ソーダに分解されます。環境にも優しいです。また、塩素系の漂白剤と比べ、色柄ものの色落ちの危険性がグンと下がる点も安心です。
※なお、オキシクリーンには中国で生産している日本オリジナル版とコストコ等で買えるアメリカ版の2種類あるのですが、日本版の方が界面活性剤、香料を使っていないので、エコ度が高いです。
特徴2:多彩な使い道
衣類やカーペットの染み抜きに使ったり、洗濯の時に洗剤と一緒に入れたり、床やお風呂場の拭き掃除に使ったり、食器の汚れをとるのに使ったり、と幅広い使い方ができます。
では早速、使い道を紹介します。
オキシクリーンで洗濯! スプーン1杯分入れる
ここで使ったのは、日本版のオキシクリーン。洗濯の際の使い方は簡単。洗剤を投入後、容器に入っているスプーン1杯分を入れるだけです。ただ、酸素系漂白剤の動きが活発になるのはお湯の中なので、40~60度のお湯に溶かした後に入れてください。筆者は部屋干しする時の臭い対策によく入れているのですが、おかげで少し臭いが改善されました。
オキシクリーンでしみ抜き!
カーペットや衣類についた醤油、血液やペットによるシミなどには、スプーン1/8杯のオキシクリーンを0.5Lのお湯で溶いた溶液を付けます。
白いタオルにしょうゆをつけ、そこに溶液をかけたところ、10分後にはほぼ見えない状態になりました。
オキシクリーンで床の汚れを掃除!
しみ抜きで使った溶液は、フローリング掃除などにも使えます。やり方は、溶液を直接床にかけ(※)、5~10分待った後、水拭きするというもの。
筆者の家は、基本的にフローリングの床を裸足で歩き回るスタイルにしているので、リビングや洗面所、トイレの床の汚れが気になっていました。溶液を使ったところ、かなりきれいになりました。洗面所の例をご紹介します。
※フローリングの材質によっては、床を傷つける可能性があります。ご利用は自己責任でお願いします。
特にひどかったのが台所の床の汚れ。油汚れがひどく「何とかしなければ……」と思っていたのですが、ここは特に劇的に変化しました。
「オキシ漬け」(つけ置き洗い)をする
食器の茶渋、コーヒー汚れ、お鍋の焦げ、衣服の漂白などには、付属スプーン1杯を4Lのお湯に入れ、その中にきれいにしたいものを入れ、10分ほど待ちます。
筆者は、全体的に薄茶色の茶渋がついた湯のみやマグカップ、急須、ほぼ毎日コーヒーを作っているポットなどを入れ、いざ実験スタート。
コーヒーのポットも漬けてみました。
他にもある! さまざまな使い道
オキシクリーンには他にもたくさんの使い道があります。
・少しお湯を加えてペースト状にし、お風呂やタイルの目地に塗ってから1時間後に汚れを洗い流す
・シンクにお湯をはり、その中にオキシクリーンを入れ溶液を作り、中に漂白したい食器や鍋を入れるオキシ漬け。シンクもピカピカになります
・お風呂の浴槽いっぱいにお湯をはり、中にオキシクリーンを付属スプーン3杯程度入れ、一晩おいた後に流します
・オキシクリーンの溶液を雑巾に含ませて、壁を掃除します
・日々の料理で油まみれになった換気扇のファンのオキシ漬け。しつこい汚れも軽くこするだけでキレイに落ちます
・お風呂の床をお湯で濡らしたあとに、オキシクリーンをまいて放置。30分後にブラシでこすり、最後に流します
・汚れた靴や上履きのオキシ漬け。筆者はキャンプ場でドロドロに汚れてしまったコンバースのスニーカーを漬けたところ、特にソール部分が真っ白になり、感動しました。
オキシクリーンを実際に使ってみて、洗濯にも掃除にも使える万能さにびっくりしました。筆者の感覚では、布などの柔らかいものよりも、床や食器など硬いもので効果が大きかったです。
1つあれば、さまざまな場面で使えるので、買って損はないです。地球にも優しいので、ぜひ一度、使ってみてください。