<レスリング>日本が中国を破り、3大会連続9度目の優勝…女子ワールドカップ・最終日

平均年齢20.4歳という若いチームで団体世界一を成し遂げた日本チーム

 【チェボクサリ(ロシア)】女子ワールドカップ最終日は12月2日、順位決定戦が行なわれ、決勝に進んだ日本は中国とチームスコア4-4ながら、勝ち点の差で勝ち、3大会連続9度目の優勝を決めた。3位決定戦はモンゴルが米国を破り、アジアの3ヶ国が上位を占めた。

 日本は60kg級の川井友香子(至学館大)までに4勝をマークし、試合を有利に進めたが、ここから3連敗。しかし、川井がフォール勝ちして勝ち点5点をマークし、負けた試合でもポイントを取っての判定負けで勝ち点1を獲得するなどで、75kg級が始まる段階でチームの勝利を決めた。

 5位は地元のロシアで、以下、ウクライナ、アゼルバイジャン、スウェーデンと続いた。

 各試合結果は下記の通り。来年のワールドカップは3月17日(土)~18日(日)に高崎市で行なわれ、日本、ベラルーシ、米国、モンゴル、トルコ、カナダ、中国、ルーマニアが参加予定。

胴上げされる笹山秀雄監督(自衛隊)
胴上げを拒否する吉村祥子コーチを追いかけた選手

ファイナル

 ▼決勝
日本○[4-4(勝ち点17-16)]●中国

 ▼3位決定戦
モンゴル○[5-3]●米国

 ▼5・6位決定戦
ロシア○[5-3]●ウクライナ

 ▼7・8位決定戦
アゼルバイジャン○[6-2]●スウェーデン

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