投球練習せず5日目、中日松坂はなぜ投げない? 不安一蹴&明かした狙いとは

中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

5日連続ブルペン入りせず…松坂は不安一蹴

 オフを挟んで5日連続でブルペン入りせず。ファンだけでなく、報道陣ですら、いささか不安を覚えても不思議ではない。中日に加入した松坂大輔投手。9日にブルペン入りしてから、13日のオフを挟んで、第3クール初日となった14日も投球練習を行わなかった。

 度重なる右肩の故障で、3年間在籍したソフトバンクでは1軍での登板はわずか1試合に終わった。このキャンプでは右肩への負担をかけ過ぎないようにするために、球数を多く投げることはせず。これまで4度入ったブルペンでも最多で77球を投じるに留めている。

 それなのに、なぜ5日間も投げていないのか――。どこかに異変があるのかと、見ている側は不安を覚えてしまうが、松坂本人の感覚は、全くの真逆にあった。

「考えがあってのことです。何の不安もないですよ。投げなくても不安がないからですね。出来るだけ肩を使わないように? そうですね」

状態は良好、「バッターに投げるのももう少し後でいい」

 現時点での自らの状態は良好であり、手応えがある様子。現にキャッチボールは行っており、練習中の表情も明るい。昨オフもほぼ休まずにトレーニングを続けてきており、オフ中に投球練習も行ってきた。ある程度は肩を作った状態できており、ここからあえて投げて肩を消耗させるよりも、疲労させないという選択肢を取っているという。

「自分がゲームで投げるまでにだいたいどれくらい投げれば大丈夫かというのがある。そこからはあまりズレずに調整はしていきたい。バッターに投げるのももう少し後でいいかなと思っています。僕はバッティングピッチャーは、試合で投げるまでに1回あればいいと思っているので」

 18日までの第3クールでは「1回ブルペンに入ればいいかなと思っています。いつかは決めていないですけど」と話した松坂。心配は無用のようである。

(Full-Count編集部)

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