【MLB】打者・大谷は「100%」通用 元新人王の打撃コーチ太鼓判、松井秀喜氏と比較も

ヒンスキー氏も絶賛の打撃を見せたエンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

09年ヤンキースで松井氏と世界一、ヒンスキー氏が大谷に太鼓判

 エンゼルスのエリック・ヒンスキー打撃コーチが“打者”大谷翔平の持つ可能性を絶賛した。

 現役時代は左の強打者として知られたヒンスキー打撃コーチは、ブルージェイズでデビューした2002年に新人王を獲得。メジャー通算12年で137本塁打、522打点の成績を残した外野手兼DHだった。今季からエンゼルスの打撃コーチに就任。大谷について「体の状態は素晴らしい。スイングもメカニック的に正しいし、練習熱心。彼と一緒に野球ができることにエキサイトしてるよ」と話す。

 2009年はヤンキースで松井秀喜氏と共にプレーし、世界一に輝いた。今でも松井氏を「レジェンド」と呼び、「素晴らしいチームメイトだった」と振り返る。同じ左の強打者として松井氏と大谷の類似点を問われると、「2人はスタンスが似ていると思う。腕の使い方や、下半身や足を軸にボールにアプローチするスタイルは似ている。いい比較対象だね」と頷いた。

 二刀流として話題を集める大谷だが、打者という一面に焦点を当ててみてもメジャーで活躍できる可能性は「100%!」と言い切る。これまでに出会ったことがない逸材へ「メジャー流を熱心に学ぼうとしているし、教え甲斐がある選手だ」と目を細めた。

 主砲アルバート・プホルスに加え、球界を代表するスター選手のマイク・トラウト、ジャスティン・アプトン、イアン・キンズラーら好打者が並ぶ今季のエンゼルス打線だが、4人はすべて右打者。打線のバランスを取るためにも左打者の存在が大きなカギを握ることになる。

「オオタニは左の強打者として脅威になり得る存在。打線に厚みをもたせるし、ソーシア監督の選択肢を増やすことになる」

 監督やGMは投手としての調整を最優先させる方針だが、打者としてもチームに貢献できるように、しっかりサポートしていく。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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