シャーザーが3年ぶりの完封勝利 メジャー初盗塁も

【ブレーブス0-2ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

昨季、2年連続3度目のサイ・ヤング賞を受賞したマックス・シャーザー(ナショナルズ)が日本時間4月10日のブレーブス戦で今季3度目の先発登板。速球にも変化球にも威力があり、さらに制球力も抜群で、被安打2、奪三振10、与四球0という見事な投球内容で2015年以来3年ぶりとなる完封勝利をマークした。また、シャーザーは7回裏にヒットで出塁し、次打者トレイ・ターナーの打席でメジャー初盗塁を記録。2ケタ奪三振での完封勝利と盗塁を同じ試合で記録したのは、1984年のノーラン・ライアン以来、実に34年ぶりのことだった。

前回登板のブレーブス戦では5イニングを投げ切るのに110球を要したシャーザーだったが、この日は同じブレーブスを相手に102球で9イニングを投げ抜く見事なピッチングを見せた。初回にオジー・アルビーズを空振り三振、フレディ・フリーマンを見逃し三振に抑えると、そこから内野ゴロと三振の山を築き、打たれたヒットは単打2本だけという安定感抜群のピッチング。ブレーブス打線に二塁すら踏ませず、最後は代打のチャーリー・カルバーソンとエンダー・インシアーテを2者連続で空振り三振に抑え、完封勝利をマークした。ナショナルズ打線はブレーブス先発のフリオ・テーランの前に、1回裏のハウィー・ケンドリックのタイムリー二塁打による2点しか奪えなかったが、この日のシャーザーにはこの2点で十分。エースの快投で、ナショナルズは連敗を5でストップさせた。

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